健康維持に積極的な60歳代がターゲット
樹脂加工大手の積水化学工業は6月2日、スポーツクラブ運営のセントラルスポーツと協業で「健康寿命を延ばすためのリフォーム」(以下、同事業)を展開すると発表した。
同事業では、セントラルスポーツのノウハウを活用し、「どのように健康寿命を延ばすか」という点にまで踏み込んだリフォームを実現した。
また、同事業のメイン顧客は、健康維持に積極的な60歳代を対象としていることから、立つ・座る・歩くなど日常動作を維持するための運動プログラムと、それらの動作が行いやすい住空間を提案する。
屋内用の「うちジム」 庭を活用する「そとジム」を提案
同事業では、屋内で気軽に運動ができる「うちジム」、庭を運動空間として活用する「そとジム」を提案している。
「うちジム」は、マンションなどの狭い空間でもエクササイズが行える2畳のタイプと、2坪タイプの「うちジムキューブ」がある。
うちジムキューブでは、マシンや用具を利用して運動する空間、ボルダリングができる壁が設置された、動き作りを目的とした空間、フラダンスやストレッチなどができる、リラックスをテーマとした空間の3種類が用意されている。
「そとジム」は戸建て住宅向けで、庭で活動することによって、バランス感覚や脚筋力の向上、転倒予防や姿勢の改善が期待される。そのほか、植栽も楽しむことができるなど、さまざまな工夫が施されている。
当初は、首都圏のマンションなど一般住宅向けに販売する。その後は、積水化学工業のOB顧客へも販売し、幅広くリフォーム提案を行う予定だ。
積水化学工業は、セントラルスポーツと協業することで、健康寿命の延長に貢献していきたい考えだ。
(画像はプレスリリースより)

積水化学工業(プレスリリース)
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20160602.html