複数の間取りを、入居者自身が容易に設定可能
大阪市に本社を置く髙松建設は5月31日、賃貸マンションの居住空間において、入居者が自分に合った間取りを作れる「間仕切り構造」を開発し、実用化したと発表した。
賃貸マンションは通常、間仕切り壁が固定されていることから、家族構成の変化に応じて間取りを対応させるのは困難とされてきた。そのため、ライフスタイルの変化によっては、入居者が住み替えるケースも見られた。
間仕切り構造の主な特徴は、複数の間取りや収納タイプを、入居者自身が容易に設定可能である点だ。大空間のワンルームタイプから居室付きの2LDK に変更することが可能となる。
そのほか、T字・L字・十字接続が可能であること、また、パネル同士がすき間のない「同一面形状」となることから、プライバシーも十分に確保できる。
「間仕切り構造」でライフスタイルの変化に柔軟に対応
「間仕切り構造」であれば、間取りに合わせて入居するのではなく、入居後でも間取りを変更させることが可能であることから、ライフスタイルの変化に柔軟に対応可能となる。
そのため、長期的に入居するケースが増加すると見込まれるため、マンションの安定経営にも貢献するものと期待されている。
同社は、多様化するニーズに対応することで、マンションオーナーと入居者双方がメリットを享受できるマンション開発に取り組んでいく方針だ。
(画像はプレスリリースより)

髙松建設(プレスリリース)
http://www.takamatsu-const.co.jp/topic/20160531_o.pdf