タワーマンションの階層別調査
スタイルアクト株式会社は、首都圏で31階建て以上のタワーマンションの中古流通量と中古騰落率を調査。低層・中層・高層別に算出した結果を発表した。それによると、低層・中層は高層に比べ中古騰落率が高く、資産性が保たれやすいことが分かった。
中古事例データベースをもとに算出
この調査は、「住まいサーフィン」の中古事例データベースを使用。1996年から2013年に分譲された31階以上の高層マンションを、高層(31階以上)、中層(11~30階)、低層(10階以下)に分類。いずれにも住戸がある151棟のうち、2010年~2014年にどの層でも売り出しがあった76棟に限定して集計している。
生活のための購入は低層が狙い目
それによると、マンションの高層は、生活のためではなくセカンドハウスや投資のために購入する場合が多く、高層であればあるほど物件利回りが高くなる。またハイグレード仕様のものが多いため、新築時価格が高い。
一方低層の場合、展望の良さを求める傾向にあるエリアでは、大量に販売される新築時の価格設定は安いが、中古販売になると、市場価格に是正されるため、中古騰落率が高くなる。
生活するためのマンション購入では、価格の下がりにくさを考慮すると、都心や神奈川南エリアのタワーマンションが向いている、と発表した。
(画像はプレスリリースより)

スタイルアクト株式会社のプレスリリース
http://styleact.co.jp/news/?p=918