AIの管理人が登場
株式会社大京アステージと株式会社穴吹コミュニティが、東京電力グループの株式会社ファミリーネット・ジャパンとともに、「AI管理員」「AIコンシェルジュ」サービスの実証実験を2017年7月から開始することを5月31日に発表した。
大京アステージと穴吹コミュニティは、全国で合計約53万戸の管理受託戸数を持つ大京グループのマンション管理会社だ。
人の代わりにAIが対応
このサービスの対象となるのは、管理員やコンシェルジュが勤務時間外であるときや、内清掃などで不在のとき、またはコンシェルジュが導入されていない物件である。
居住者や管理組合の問い合わせに「AI管理員」「AIコンシェルジュ」が音声対話型サービスで対応するのだ。将来的には、物件個別の問い合わせに答えられることを目指す。
マンション管理会社がAIを使用して管理員・コンシェルジュサービスについての実証実験を行うのは、不動産業界において初の試みである。
実証実験で精度を高める
7月から実証実験開始を予定しており、6月に大京アステージが管理受託組合に提供している居住者向けウェブサイト「くらしスクエア」、穴吹コミュニティが提供している「さーぱすねっと」を通じて、モニターとなる居住者を募集する。
この実証実験により、サービスの精度を高め、今後1年以内を目途にサービス開始を目指す。
先進技術を利用したサービス
大京グループは、2016年10月に発表した中期経営計画で「研究開発の推進」を新たな取り組みテーマとしてあげている。
中でも、「遠隔化及び無人化」「機械化」「建物・設備の長寿命化」をテーマとする研究開発を進めており、今回のAIを活用したサービスもその取り組みの一つである。
(画像はプレスリリースより)

業界初!!マンション向け「AI管理員」 「AIコンシェルジュ」サービスの実証実験を開始(@Press)
https://www.atpress.ne.jp/news/129616