ヒトの解析によるバラつきを、AIが改善
地盤解析に特化する地盤ネットホールディングスは2月17日、人工知能(以下、AI)を活用した戸建住宅向けの地盤解析を開始したと発表した。
戸建住宅向けの地盤解析は、調査ポイントごとにおけるさまざまな要素、建物周辺の造成具合や周辺の地形など、あらゆるデータを用いた上で、総合的に判断している。
しかしながら、ヒトによる判断は、個々人の解析基準にバラつきがある点が課題となっていた。その状況を改善するため、同社は昨年より、膨大なデータを処理し、なおかつ学習能力を有するAIを活用して、検証を進めてきた。
その結果、AIは同社の解析基準に合致し、なおかつ高い解析結果を導き出せたことから、同社は実用化に踏み切った。
随時学習するAI 高精度の解析が可能
AIの活用により、過去のデータはもちろんのこと、地震災害による現場の状況を学習させることで、より精度の高い解析が見込める。さらに、AIは解析速度が非常に速いため、瞬時に判定結果が表示される点がメリットだ。
同社は、今度も最新技術を導入し、地盤解析技術をさらに向上させていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
地盤ネットホールディングス(プレスリリース)
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