固定型住宅ローン金利を中心として、金利は上昇傾向に
住宅ローン借り換えサービスに特化する株式会社MFSは12月5日、12月の住宅ローン金利動向を発表した。
変動型の住宅ローン金利については、短期国債の金利に変動が見られないことから、各社とも据え置きとしている。
次に、10年固定型の住宅ローン金利について見ていくと、多くの銀行で長期金利の引き上げを実施しているが、三井住友信託銀行などが金利を据え置いたほか、イオン銀行は金利を引き下げている。
また、全期間固定型の住宅ローン金利について見ていくと、各行において0.05~0.1%の金利引き上げを実施したが、みずほ銀行のみ金利を引き下げている。
米国金利の上昇が住宅ローン金利の要因に
今年は、マイナス金利政策の導入により、住宅ローン金利は全体的に低下傾向が続いていたが、11月に実施された米大統領選で保護主義政策を唱えるトランプ氏が当選して以降、米国内の財政出動実施が見込まれることから、米国債の価格は下落し、米国金利が上昇傾向にある。
それに伴い、日本国内の長期金利は徐々に上昇する傾向が見られるが、住宅ローン金利も同様に金利の上昇傾向が見られる。
(画像はプレスリリースより)

株式会社MFS(プレスリリース)
http://www.mortgagefss.jp/pressrelease/340