腐食土壌における地盤事故の防止が可能に
地盤調査や地盤補強業務を主な事業とするジャパンホームシールドは9月27日、次世代型の地盤調査方法である「スクリュードライバーサウンディング試験」(以下、SDS試験)の実績が累計20万件を突破したと発表した。
SDS試験とは、地盤の土質を正確に判定する手法で、ボーリング調査に匹敵する精度で土質を判定することが可能だ。
土質を正確に判定できることから、腐食土壌における地盤事故を防ぐことができるほか、良質地盤における過剰な補強工事を防ぐことができる。そのほか、水位調査を合わせて行うことで、液状化リスクの調査も可能となる。
自然災害の増加で、高まりつつある地質への意識
最近では、自然災害が増加傾向にあることから、地質に関する意識が高まっている。そのため、精度の高い地盤調査が可能なSDS試験の需要は、今後増加するものと見られている。
さらに、SDS試験に関する論文が海外でも数多く発表されていることから、国内外において認知度が高まっている。SDS試験の精度の高さから、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で、月面における地盤調査技術に関する研究も行われている。
同社は、優れた技術とサービスを通じて、快適な住生活に貢献していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
ジャパンホームシールド(プレスリリース)
https://www.j-shield.co.jp/pdf/203.pdfジャパンホームシールド SDS試験
https://www.j-shield.co.jp/sds/index.htm