賃貸で「自分好みの住まい」を実現できるDIY賃貸住宅の申込件数が100件突破

2018年2月23日、大阪府内で賃貸住宅の管理運営などの事業を行う大阪府住宅供給公社は、DIY工事部分の原状回復義務を免除するDIY賃貸住宅「団地カスタマイズ」（以下、同制度）の申込件数が、2017年1月のスタートから約1年1ヶ月後の2018年2月において、100件を突破したと発表した。

入居者の高齢化や築年数の古い団地のために空家が増加して、公社の課題となっていいるが、住まいに手を入れて愛着を持って住まうことによる長期入居の効果を見込みんで、同制度を開始した。

なお、2013年度に国土交通省から、原状回復義務なくDIYを行える「借主負担DIY型賃貸借」のガイドラインが提示されて以降、同賃貸物件が徐々に広まりつつあるとのこと。
同制度では、壁や天井の塗装替えやクロス張替え、木部への釘・ビス打ち、床のクッションシート張替え、手すりの設置など、入居者のライフスタイルに合わせたDIYが可能だ。

なお、対象となるのは、公社賃貸住宅（21,732戸）のうち半数以上の約12,000戸で、既存入居者も申込みできる。

同制度の申込者は、約半数（46%）が20代・30代の若年世帯で、実際に制度を利用している入居者にアンケートを行ったところ、「塗装替え・クロス張替え」や「棚・カーテンレールの設置」などのメニューが人気であり、制度利用者は楽しんで生活をしながら自分好みの住まいを作り上げているとのこと。

（画像はプレスリリースより）




大阪府住宅供給公社　プレスリリース
https://www.osaka-kousha.or.jp/