ダイキン工業が実験結果を発表
「空気で答えを出す」取り組みを進めるダイキン工業株式会社は、2018年2月16日「エアコン暖房をつけっぱなしにするのとこまめに入り切りするのでは、どちらの電気代が安くなるの?」をテーマにした実験結果を発表した。
今回は、京都市内の築15年6ヵ月SRC造り13階建てマンションの、4階と6階の同じ間取りの部屋14.1畳2部屋を使って検証した結果をまとめたものである。
実験!消費電力量を比較する!
1日の生活スケジュールを想定して日中の外出時/在宅時に関わらず24時間「つけっぱなし」にしたエアコンと、夜間就寝中や外出時に運転を「こまめに入り切り」をしたエアコンの消費電力量を比較した結果である。
18:00~23:00で2時間外出をした場合は、「つけっぱなし」よりも運転をオフにした方が消費電力量は小さく、電気代が安くなった。
1日(24時間)で比較しても、買い物や子どもの送り迎えなどの外出した時間帯について、「つけっぱなし(12.7kWh・約343円)」よりも「こまめに入り切り(11.6kWh・313円)」と消費電力量の差は小さく、電気代の差はわずか30円程度であった。
エアコンは、冷えた室内を設定温度まであげることが多くの電力を使用する要因である。運転停止のたびに室温が低下した状態から設定温度まで上げることで、多くの電力を消費してしまったというわけである。
「こまめに入り切り」する頻度がもう少し増えると、結果が逆転する可能性も十分考えられる。
この結果から、少なくとも外出時にエアコンを切り忘れたからといって自宅に戻る必要はないようだ。
(画像はプレスリリースより)

ダイキン工業 プレスリリース
http://www.daikin.co.jp/press/