事業団体として「安心R制度」を登録
リノベーション住宅推進協議会は、国土交通省が推進している「安心R住宅」制度に事業団体として登録したと発表した。
この「安心R住宅」制度だが、既存住宅の流通促進を行う際、「不安」「汚い」「わからない」というイメージから、「住みたい」「買いたい」というイメージへ結びつけられるようにリノベーションを行うものである。
リノベーション規格の統一
そもそも「リノベーション」だが、その定義は曖昧なものとなっている点が問題となっている。リフォームとリノベーションの考え方の違いも現状では曖昧なまま使用されているのが現状だ。
そのためリノベーション住宅推進協議会は、一般の消費者が安心して選ぶことのできるリノベーション住宅とは何かを考えると同時に、「優良なリノベーション」の統一規格を定めた。この品質基準に適合する既存の住宅を「適合リノベーション住宅」と読んでいる。
この住宅だが、検査をした上で必要な工事をし、記録をつけそれを住宅履歴情報として保管すると同時に一定保証のついたリノベーション住宅が選べる。それと同時に協議会標準書式に則った「適合状況報告書」が発行される。
住宅報告所の種類
なお報告書だが、区分所有マンション占有部に関する品質基準を満たしたリノベーション住宅をさすR1住宅、R1住宅、構造、維持管理、劣化状況、定期点検といったものを重視した検査基準を設定したR3住宅、戸建て住宅に関し、内装や設備・構造部などについて基準を定めて検査するR5住宅に分かれている。
(画像は一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会ホームページより)

リノベーション住宅推進協議会プレスリリース(PRTIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000008586.html