三大都市圏の8月度分譲マンション賃料が発表
この度、株式会社東京カンテイより、2014年8月度の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料推移」が発表された。
この賃料の推移は、首都圏、近畿圏、中部圏の三大都市圏と、その都道府県において、集計されている。
(この画像はプレスリリースより)
首都圏の分譲マンション賃料は下落傾向に歯止め
2014年8月度の首都圏・都道府県別分譲マンション賃料は、東京都で前月比+0.1%の2,561円/平米、埼玉県で-0.1%の1,627円/平米、千葉県で-2.1%の1,524円/平米、神奈川県で+0.6%の2,029円/平米となった。
これまで下落傾向を見せていた東京都と神奈川県が上昇したことで、首都圏の分譲マンション賃料は、前月比+0.1%の2,561円/平米となり、下落傾向はストップする形となった。
近畿圏は3カ月ぶりの上昇
続いて近畿圏・都道府県別分譲マンション賃料は、大阪府が前月比+1.8%上昇の1,954円/平米、兵庫県が+0.1%の1,661円/平米。
大阪府は7月、平均築年数が進んだ影響から賃料が下落していたが、8月は、平均築年数13.9年から13.4年へとわずかながら若返りを見せ、前月の1,919円/平米から、1,900円台半ばまで水準を戻すことができた。
一方で、兵庫県においては、前月よりもわずかな上昇を見せるも、この1年間の推移からすると、低賃料を維持する形となった。
この近畿圏全体の分譲マンション賃料は、前月比+0.6%の1,828円/平米で、3カ月ぶりに上昇。主要エリアがそろって、賃料アップしたことが影響しているようだ。
中部圏は3カ月連続の下落
最後に中部圏を見てみると、愛知県が前月比-1.0%の1,578円/平米。中部圏全体で見てみると、前月比-1.1%の1,549円/平米となり、全体的に3カ月連続の下落傾向を見せた。
特に名古屋市においては、前月比-0.9%の1,694円/平米となり、4カ月連続の下落となった。

株式会社東京カンテイによるプレスリリース
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201408.pdf