新築・中古マンションともに前年より拡大
東京カンテイは、7月31日「都道府県別 新築・中古マンションの年収倍率2014」を発表した。年収倍率とは、住宅購入価格が年収の何倍かを表す比率で、一般的に4倍から5倍が望ましいと言われており、今回の発表は県民経済計算の所得とマンション価格から算出したもの。
新築マンションの概要
新築マンション年収倍率は、全国平均が6.59倍で前年から0.06ポイント拡大し、4年連続の伸びとなった。新築マンションの価格は70平方メートル換算で138万円上昇したが、平均年収も17万円上昇したため、拡大傾向は鈍化する状況となった。
東京・神奈川・埼玉・千葉県の首都圏は、8.80倍となった。最高は東京都の9.79倍であった。京都・大阪府など近畿圏は、平均年収が4年ぶりに増加したため、7.33倍となり前年の7.35倍をわずかに下回った。愛知県などの中部圏は、昨年と横ばいの6.20倍であった。
中古マンションの概要
築10年の中古マンション年収倍率は、全国平均4.58倍で前年から0.02ポイント拡大し、4年連続の伸びとなった。新築マンションと比べると2ポイント以上の差となり、中古マンションの割安感が強まった。
首都圏は、平均年収の増加から6.07倍に縮小し、都県別では東京・神奈川・千葉が縮小、埼玉が拡大となった。近畿圏は、5.08倍で0.19ポイント拡大、中部圏は、4.10倍で0.17ポイント縮小となった。

東京カンテイ
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http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/80bairitsu-new.pdf東京カンテイプレスリリース中古マンション
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/80bairitsu-chu.pdf