成約件数、4ヶ月連続で減少
国土交通大臣指定 公益財団法人 東日本不動産流通機構は7月度の首都圏中古マンション市況を発表した。
(画像はプレスリリースより)
首都圏の7月度中古マンション成約件数は2,532件(前年同月比マイナス14.6%)と4ヶ月連続で2ケタの減少となった。
新規登録件数は、13,471件(前年比プラス0.8%)と2ヶ月ぶりに増加し、昨年から続いている新規登録件数の減少傾向に歯止めがかかった。
在庫件数は、34,008件(前年比マイナス11.1%)と18ヶ月連続で減少している。ただし、前月比で見た在庫件数は微増している。これは、新規登録件数がわずかに増加する一方で、成約件数が減少したためである。
平方メートル単価は上昇が続く
成約平方メートル単価は41.01万円(同プラス4.3%)、成約平方メートル価格は2,625万円(同プラス2.1%)と上昇したが、6月度の伸び率に比べると上昇率は低下している。
新規登録平方メートル単価は、44.23万円(同プラス1.3%)と13ヶ月連続で上昇している。ただ、上昇率は低下してきている。
在庫平方メートル単価は、44.40万円(同プラス0.6%)と8ヶ月連続で上昇している。これも同じく、上昇率は低下傾向にある。
首都圏の地域別中古マンション成約動向
都県6地域の成約件数は、全ての地域で2ケタの減少率となった。東京都はマイナス12.7%、埼玉県はマイナス15.9%、千葉県はマイナス16.9%、神奈川県はマイナス16.2%となった。
成約平方メートル単価は、千葉県以外で前年に対して上昇した。しかし、前月比で見ると上昇傾向は鈍化している。

東日本不動産流通機構 7月度首都圏中古マンション市況
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/mw/mw_201407_summary.pdf