首都圏平均賃料、マンションが上昇。アパート苦戦が続く
アットホーム株式会社は6月度首都圏居住用賃貸物件の成約数・成約賃料を発表した。このレポートはアットホームが保有する全国不動産情報ネットワークに基づいて作成したものである。
(画像はプレスリリースより)
首都圏の賃貸物件成約数は18,801件(前年同月比マイナス3.9%)となり再び減少に転じた。マンションにおいては新築が前年比プラス7.6%、中古が同プラス1.2%であった。一方、アパートにおいては新築が同マイナス0.2%、中古が同マイナス0.8%と減少した。
エリア別で見ると、東京23区が前年比マイナス4.8%と5ヶ月連続で減少した。その他、東京都下が同プラス1.0%、神奈川県が同マイナス1.6%、埼玉県が同マイナス13.9%、千葉県が同プラス0.4%であった。首都圏全体としては同マイナス3.9%となった。
中古マンションの平均賃料、前年同月比で再び上昇
マンションの一戸あたり平均賃料は、新築が前年同月比プラス7.6%と4ヶ月連続で上昇した。中古マンションは平均賃料が比較的安いシングル向け成約数が大幅に減少したことを受けて平均賃料全体は同1.2%と上昇した。
1平方メートルあたり賃料の首都圏平均は、マンションが2,596万円(前年同月比マイナス0.2%)と2ヶ月連続で減少した。一方、アパートは2,149円(同プラス0.6%)で再び上昇した。

アットホーム株式会社 6月度首都圏賃貸物件の成約数・成約賃料
http://athome-inc.jp/pdf/market/