5月住宅着工は3カ月連続減少
国土交通省は、6月30日「建築着工統計調査報告 平成26年5月」を発表した。同発表によると、5月の新築住宅着工戸数は約6万8千戸で前年同月比15パーセント減となり、3カ月連続減少であった。特に分譲マンションは7,307戸で同43.3パーセント減となった。
調査報告の概要
形態別に見ると、持ち家は前年同月比22.9パーセント減、貸家は同3.1パーセント増、分譲住宅は同27.1パーセント減、分譲マンションは4カ月連続減少で同43.3パーセント減となっている。
個別に見ると、持ち家22,288戸の内訳は、民間資金20,056戸で前年同月比22.4パーセント減、公的資金2,232戸で同26.7パーセント減、貸家27,434戸の内訳は民間資金24,730戸で同6パーセント増、公的資金2,704戸で同17.6パーセント減。
分譲住宅17,437戸の内訳は、マンション7,307戸で同43.3パーセント減、4カ月連続減少、一戸建て住宅10,026戸で同7.9パーセント減となった。マンション、一戸建てともに減少し、分譲住宅全体で減少となった。
地域別に見ると、首都圏の総戸数は前年同月比20.8パーセント減、うちマンションは同56.2パーセント減、中部圏の総戸数は同4.6パーセント減、うちマンションは同24.7パーセント増、近畿圏の総戸数は同14.3パーセント減、その他地域の総戸数は同10.7パーセント減、うちマンションは同29.2パーセント減であった。

国土交通省
http://www.mlit.go.jp/建築着工統計調査報告
http://www.mlit.go.jp/common/001044943.pdf