東京カンテイ、5月分譲賃料を発表
6月16日、東京カンテイが分譲マンション賃料の月別推移(5月分)を発表した。なお、当統計の対象はファミリータイプ(30㎡未満の住戸、事務所・店舗用は除外)のみ。
東京都5月賃料は半年ぶりの下落
5月の首都圏の分譲マンション賃料は2,621円/㎡。3か月ぶりのマイナス(-0.6%)となった。首都圏全体として、続いていた上昇傾向に一服感が見られている。
首都圏の動きを都県別に見ると、東京都では前月比-0.3%の3,076円/㎡。都心6区での上昇傾向が一服したことや、城南エリアで前月から引き続きマイナスとなっている事などが要因。
これにより、東京都では2013年11月以降の連続上昇がストップした。また、神奈川県、千葉県の賃料も下落に転じ、埼玉県では2か月連続の下落となっている。
なお、神奈川県は比較的下落幅は少なく、ほぼ横ばい圏内と言える動き。比較的高水準の賃料(5月:2,079円/㎡)を保っている。
近畿圏は好調、中部、名古屋地区は上昇に一服感
近畿圏では大阪府や兵庫県等の主要都市が引き続き上昇。近畿圏全体で6ヵ月連続のプラスとなった(前月比+0.6%、1,864円/㎡)。
一方、中部圏では前月比+0.1%の1,600円/㎡と上昇したが、主要都市の愛知県は前月比横ばい。全体として上昇鈍化の傾向が見られている。

東京カンテイプレスリリース 分譲マンション賃料
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201405.pdf