首都圏の賃料は、半年連続で上昇を維持
東京カンテイは5月14日、2014年4月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。
首都圏における4月の、分譲マンション賃料は好調だ。埼玉県以外が上昇し、1平米当たりの賃料は2,637円。前月を2ポイント上回っている。
エリア別では、東京都が6か月連続で上昇傾向を維持しており、前月比0.3%アップの3,085円だった。
東京23区だけをみると3,203円と、前月比0.4%プラス。こちらも6か連続で、上昇傾向を維持している。ただし、新宿区など一部のエリアでは、上昇速度に若干の陰りが見え始めている。
神奈川県は前月比0.4%プラスの、2,091円。千葉県では前月比2.0%と大きく拡大し、1,564円だった。これは、平均築年数が1年ほど若返った千葉市や船橋市の賃料上昇が影響しているため。
唯一、埼玉県が0.5%下落しており、1,629円となった。3か月ぶりのマイナスだが、賃料自体は1,600円台前半をキープしている。
(画像はプレスリリースより)
上昇傾向ながら、やや足踏み感のある大阪・名古屋
近畿圏は前月比+0.4%上昇し、1,853円。緩やかではあるものの、5か月続けての右肩上がりとなった。住宅地として人気の高い兵庫県が1,693円。3か月連続で上昇しているため、エリア全体の平均賃料を押し上げている。
中部圏は前月比0.2%上昇し、1,599円だった。愛知県は1,628円。前月比0.1%プラスの微増だが、6か月連続で上昇している。しかし、拡大幅は縮小しており、上昇ムードに足踏み感が出始めている。

株式会社 東京カンテイのプレスリリース
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/T201404.pdf