首都圏の賃料、敷金・礼金の動向を探る!!
『HOME'S』を運営する株式会社ネクストは5月27日、2014年4月度の首都圏版HOME'Sマーケットレポートを公開した。『HOME'S』は総掲載物件数ナンバー1の不動産・住宅情報サイトである。
(画像はプレスリリースより)
サイト掲載物件数は前年比ではマンション2.1%、アパート0.7%と増加している。しかし、平均敷金・礼金がマンションで-8.8%・-4.1%、アパートで-12.3%・-4.8%となっており、敷金と礼金の下落が続いている。
また、マンション平均賃料は前年比+0.3%、平均面積+0.6%と増加しているが、平均坪賃料は-0.1%と微減している。賃料自体は増加できているが、面積に見合った賃料を若干取り損ねている傾向がみられる。この傾向はアパートも同様である。
問い合わせ物件のデータをチェック!!
次に、実際に問い合わせがあったマンション物件のデータをみる。平均面積が前年比-2.4%となったことを受けて平均賃料は-0.2%となった。反面、平均坪賃料は+2.3%となっており、坪賃料でみれば効率が上がったとみることができる。
平均敷金は-5.0%となり、敷金0物件割合が7.0%上昇したことが影響しているものとみられる。逆に平均礼金は+3.0%となったことは、礼金0物件割合が-5.5%となったことを受けているものとみられる。なお、敷金礼金0物件割合は-2.6%となっている。
一方、アパート物件に関しては、平均坪賃料+2.6%、平均賃料+1.1%に対し、平均面積は-1.5%であった。非常に効率が上がったようにみられるが、敷金・礼金を犠牲にしていることが鮮明にみられた。
問い合わせがあったアパート物件の平均敷金は-9.2%、平均礼金は-3.8%と減少した。これを裏付けるかのように、敷金0物件割合は+10.8%、礼金0物件割合は+2.0%であった。また、敷金礼金0物件割合は+6.5%であった。

HOME'Sマーケットレポート 2014年4月首都圏:賃貸版
http://www.next-group.jp/csr/pdf/