注目の増税前駆け込み需要直後の価格推移
東京カンテイは5月22日(木)、4月の『三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移』を発表した。
(画像は、東京カンテイのプレスリリースより)
首都圏では、東京都の前月比+0.2%以外はマイナスと落ち込み、首都圏全体では-0.7%の2,842万円となった。前月に引き続き下落している。
一方、近畿圏では主要エリアの貢献もあり、やや強含みの+1.0%の1,838万円と2ヶ月ぶりに上昇した。中部圏では-0.4%の1,497万円と2ヶ月連続で下落し、4ヶ月ぶりに1,500万円を割り込んだ。
主要都市の中古マンション価格
首都圏主要都市における中古マンション価格は、東京23区で前月横ばいの4,150万円で4ヶ月連続上昇が止まった。横浜市、さいたま市は引き続き下落しているが、千葉市では+0.6%の1,724万円と3ヶ月ぶりに上昇した。
近畿圏では、大阪市で+2.9%の2,266万円と大幅上昇したが、これは平均築年数の若返りが影響している。神戸市では-1.6%の1,766万円と引き続き下落しており、大阪市との価格差は広がる一方である。
中部圏の名古屋市は-0.5%の1,766万円と引き続き下落している。2012年頃から上昇基調にあったが、2014年からは下落する月が目立っている。
各都市圏中心部の中古マンション価格
都心6区では9ヶ月連続上昇しており、+0.1%の5,725万円となったが価格上昇の勢いは弱まってきている。また、周辺の準都心エリアは引き続き下落している。
大阪市中心部では、更に平均築年数が若返ったことで+6.3%の3,044万円と大幅上昇し、2月に更新した最高値も更新した。
名古屋市中心部では、前月に4ヶ月連続上昇がストップしたが、今月も-0.8%の2,105万円と下落している

東京カンテイ プレスリリース
http://www.kantei.ne.jp/release/PDFs/c201404.pdf