マンション選びの際のチェックポイント
株式会社インテリックスは、2015年2月26日付で「インテリックス リノベーションレポートvol.8」を公開した。
今回のテーマは「購入How to編2」。中古マンションを購入する際の重要なポイントをプロの視点でチェックし、マンションの資産価値を高めるために必要な維持、管理について解説している。
長期修繕計画と修繕積立金
マンションは、一つの建物を多数の居住者が所有する区画所有建物であるため、建物は共用部と専有部に分けられる。共用部については区分所有者全員で管理組合を組織し、マンションの維持、管理といった運営を行う。
今回のレポートでは、共用部の維持管理においてチェックすべきポイントを、長期修繕計画と修繕積立金であるとしている。
マンションは、およそ10年から13年の周期で大規模修繕工事の必要が出てくる。屋上防水やエレベーターなど、共用部の設備について、適切な時期に修繕工事を行う計画がなされているか確認する必要がある。
また、区分所有者全員で毎月一定額を積み立ててゆく修繕積立金がきちんと累積されているか、滞納などがないかということも重要なポイント。工事履歴や修繕計画と見比べて、適正な運用が行われているかどうかも確認しておきたい。
内部の管理状況も重要なポイント
さらに、共用部分の設備状況を見れば、管理体制や居住者のマナーなどがわかるという。集合ポストや自転車置き場、ごみ置き場などの清掃は居住者間でルールを設けるなどし、徹底しておきたい。
また、管理組合からのお知らせ等の掲示物も、組合の運営状況を知る目安となるので、購入検討者や仲介業者に見られることを意識しておきたい。
同じ築年数の中古マンションでも、管理の度合いで資産価値が異なるケースも出てくる。立地条件や価格だけでなく、管理や運営面にも気を配り、良好な運営をしてゆくことがマンションの資産価値を高めることにつながってゆく。
(画像はレポートより)

株式会社インテリックス リノベーションレポート
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