マンション再生シンポジウムが3月開催
平成27年3月21日(土)、京都市下京区で、マンション再生シンポジウムが開催される。
このシンポジウムは、京都市の都市計画局住宅政策課が、「要支援マンション再生支援事業」の一環としておこなうもの。
要支援マンションの再生支援を目指して
現在京都市内で供給されている分譲マンションは、約10万戸。そのうち約3割が、建築後30年を経過した「高経年マンション」だという。
そんな高経年マンションで問題とされているのが、「要支援マンション」だ。これら要支援マンションの増加の背景には、居住者の高齢化や賃貸化の進行、空室の増加などから、管理組合が機能していないという現実がある。
その結果、「大規模修繕が実施されていない」「複数箇所に深刻な劣化症状が認められる」などの問題が生じているようだ。
京都市では、そんな要支援マンションの再生を目指して、平成26年度より、「要支援マンション再生支援事業」をおこなってきた。
再生支援事業の事例紹介や今後の展望について意見交換など
今回京都市が開催するマンション再生シンポジウムでは、元高崎健康福祉大学大学院教授で、地域再生研究所代表を務める松本恭治氏の基調講演のほか、専門家を交えたパネルディスカッションがおこなわれる。
基調講演のテーマは、「人口減少社会における高経年分譲団地の将来像」。
また、パネルディスカッションでは、「自主的な維持管理を継続できるマンションへの再生」をテーマに、管理組合を再生させようと取り組んでいる事例を紹介するほか、京都市の今後の施策、分譲マンションの展望などについて、意見交換がおこなわれる。
今回のマンション再生シンポジウムは、以下の概要で実施される。
【マンション再生シンポジウム】
日時:平成27年3月21日(土) 午後2時~午後4時
会場:ひと・まち交流館 京都 地下1階
公益財団法人京都市景観・まちづくりセンター ワークショップセンター1・2
(京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地)
参加対象:マンション管理組合理事および区分所有者など
参加定員:30名程度
参加費用:無料
申込方法:事前申し込み(先着順)
申込期間:平成27年3月2日(月)~3月18日(水)
(京都市役所【広報資料】より)
なお、このシンポジウムへは、申込書に必要事項を記載の上、京都市の都市計画局住宅政策課まで、FAXまたはメールにて申し込むことが可能となる。

京都市役所【広報資料】マンション再生シンポジウムの開催について
http://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000178488.html