空室をホテルのように利用するサービス
株式会社大京は、2015年3月より沖縄で、マンションの空室を利用した「大京バケーションレンタル事業」を開始する。大京グループが受託管理しているマンションの空室を長期滞在の利用者に賃貸し、ホテルのように利用できるようにするサービスだ。
現在、日本では住宅の空き家戸数が増加し、防災面や治安面での問題が発生している。「大京バケーションレンタル事業」は、この空き家問題を解決する手段として導入されるものだ。
リゾート関連サービスをワンストップで
沖縄県で同グループが受託管理するマンションは約6000戸。居住者の高齢化や建物の老朽化、空室の増加に悩むマンションオーナーも増えている。
そこで、同グループでは、これらの悩みを解決するだけでなく、地域社会の活性化につながる新しいビジネス「リ・モデル(再生)事業」を検討してきた。今回の事業はその第1弾として実施される。
同グループでは、将来的には空室マンションの賃貸活用だけでなく、家具設置やリフォーム工事、滞在中のリゾート関連サービスまでワンストップで提供することを視野に入れている。
滞在者は同グループの仲介のもとに定期賃貸借契約に基づいてマンションを借り、ホテルのように滞在する。オーナーにとっては、サブリース契約による一括借上で収入の安定化が望めるといったメリットがある。
同グループではこれらの事業を通じて、受託管理するマンションのブランド価値向上を図る方針だ。
(画像はニュースリリースより)

株式会社大京 ニュースリリース
http://www.daikyo.co.jp/dev/files/20150127_2.pdf